普賢さまは六牙の白象に座しておられます。ほとけの憤悲の活動を普賢の
行願(ぎょうがん)というように、救いの行の菩薩さまです。
行願(ぎょうがん)というように、救いの行の菩薩さまです。
奈良時代の霊亀二年(七一六年)、藤原鎌足の子、僧定恵の開山で、元明天皇が勅願所とした。以来千二百年余り、幾多の変遷があったが、今に多くの文化財を所蔵し、多くの関心を集めている。又、境内地六万平方メートルに含まれる照葉樹の原生林は稀少で、植生の方面からも着目されている。新緑の中にしずもる丹塗りの国宝の本堂、原生林をバックに聳える三重塔、谷間のせせらぎ等、薬師信仰の一大法城として信仰を集めている。